「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - 定例外アップデートが緊急リリース
Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を解消する「Adobe Flash Player」の定例外アップデートを急遽リリースした。前回11月13日にアップデートが公開されたばかりだが、別のあらたな脆弱性に対応したという。
今回のアップデートは、コードの実行が可能となる「型の取り違え」の脆弱性「CVE-2018-15981」を修正したもの。脆弱性に関する詳細な情報が公開されており、重要度を3段階中もっとも高い「1」とレーティングしている。
同社では、米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる11月13日にアップデート「同31.0.0.148」をリリースしたばかりだが、同バージョンや以前のバージョンも、同脆弱性の影響を受けるという。
同社は、「Windows」「macOS」「Linux」およびブラウザ同梱版に対し、最新版となる「同31.0.0.153」を用意。「Linux」を除き、適用優先度を3段階中もっとも高い「1」とし、72時間以内を目安として早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。
一方「Linux」に関しては3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングによる更新を求めている。
アップデートおよび適用優先度(表:Adobe Systems)
(Security NEXT - 2018/11/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Twig」に脆弱性 - EOLの旧版にもアップデートを用意
ALSIの複数製品にCSRF脆弱性 - OEM製品にも影響
Wi-Fiルータ管理ツール「Synology Router Manager」に脆弱性
「ImageMagick」や「Linuxカーネル」の既知脆弱性が攻撃の標的に
「SonicOS」脆弱性、悪用の可能性 - 「SSL VPN」経由で攻撃のおそれも
分析ツール「Kibana」に2件の「クリティカル」脆弱性
8割超のランサム攻撃がVPNやRDP経由 - 警察庁が注意喚起
「Webmin」にループDoS攻撃受ける脆弱性 - 最新版に更新を
ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性
WP向け人気キャッシュプラグインに深刻な脆弱性 - 8月に続き再度修正