【修正あり】MS、月例パッチで脆弱性62件を修正 - ゼロデイ脆弱性などに対処

マイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイド。アップデート情報を確認できる
マイクロソフトは、11月の月例セキュリティ更新をリリースし、CVEベースで62件の脆弱性に対処した。
悪用が確認済みの脆弱性や10月に実証コード(PoC)が公開された脆弱性についても解消している。
今回の更新では、「Windows」や同社のブラウザ「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「Office」「ChakraCore」「.NET Core」「PowerShell Core」「Microsoft.PowerShell.Archive」における脆弱性に対応した。
あわせて「Skype for Business」「Azure App Service on Azure Stack」「Team Foundation Server」「Microsoft Dynamics 365」についても修正を行っている。
同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性を除くと、修正された脆弱性は62件。最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」の脆弱性が12件、次いで深刻度が高い「重要」が48件。さらに1段階ずつ低い「注意」「警告」がそれぞれ1件だった。
脆弱性によって影響は異なるが、25件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。また「権限の昇格」「サービス拒否」「情報漏洩」「なりすまし」「改ざん」「セキュリティ機能のバイパス」といった問題へ対処している。
(Security NEXT - 2018/11/14 )
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