Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OpenSSLの複数署名アルゴリズムに脆弱性 - 次期更新で修正予定

OpenSSLにおいて、複数の署名アルゴリズムにサイドチャネル攻撃を受けるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

楕円曲線「DSA」「ECDSA」を利用した署名アルゴリズムに脆弱性「CVE-2018-0734」「CVE-2018-0735」が存在し、サイドチャネル攻撃によりプライベート鍵を回復されるおそれがあることが判明したもの。

開発チームでは、いずれも脆弱性の重要度を「低(Low)」とレーティングしており、これら脆弱性の修正だけを目的としたアップデートについては用意しない方針だという。

いずれも次期アップデート「OpenSSL 1.1.1a」「同1.1.0j」にて他脆弱性とあわせて対応するほか、「CVE-2018-0734」に関しては、「同1.0.2q」においても修正する予定。

(Security NEXT - 2018/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消