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日本など14カ国の大学を狙う大規模攻撃 - 論文DB装うフィッシングで知的財産を標的に

これらフィッシングサイトでは、ログインページに見せかけてアカウント情報を狙っており、詐取後はフィッシング攻撃であったことへ気が付かせないよう、正規ページに遷移するしくみだった。

一部は論文検索システムなどを偽装。取得したアカウント情報などを用いて知的財産などにアクセスしていたと見られる。

これらフィッシングサイトへの誘導経路はわかっていないが、過去の攻撃傾向から、大学のライブラリシステムなどを装ったフィッシングメールにより誘導された可能性がある。

大学など学術機関に対するフィッシング攻撃では、メールシステムなどを装う手口も少なくないが、今回のキャンペーンに関しては、確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2018/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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