Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Symantecのウェブ分離製品にXSSの脆弱性

仮想環境でウェブサイトをレンダリングすることで、実行環境と閲覧環境を分離する「Symantec Web Isolation(WI)」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が含まれていることがわかった。

同社によれば、「Portal Isolationモード」で利用している場合に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2018-12246」が存在するという。

細工されたURLを開かせることでユーザーのブラウザ上でJavaScriptを実行させることが可能。ただし、レンダリングされたウェブサイトのコピーに対してコードを挿入することはできないとしている。

脆弱性は「同1.11」のみ影響があり、「同1.10」および以前のバージョンは影響を受けない。同社は脆弱性の重要度を「中(Medium)」とレーティング。同社では脆弱性へ対処した「同1.11.21」を提供している。

(Security NEXT - 2018/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み