Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、四半期定例パッチをリリース - 脆弱性301件を修正

Oracleは、四半期ごとの定例アップデートである「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースした。CVEベースで301件の脆弱性を修正している。

20181017_or_001.jpg
クリティカルパッチアップデートをリリースしたOracle

今回のアップデートでは、「Oracle Database Server」「Java SE」「MySQL」をはじめ、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle E-Business Suite」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Golden Gate」「Oracle Enterprise Manager」など、多数製品の脆弱性に対処した。

修正した脆弱性はCVEベースで301件。共通脆弱性評価システム「CVSS v3」でスコアが「7.0」以上の「緊急」または「重要」とされる脆弱性は、あわせて159件にのぼる。また191件に関しては、認証なくリモートより悪用されるおそれがある。

同社では、利用者に対してサポートされているバージョンを確認し、アップデートを可能なかぎり早く適用し、脆弱性を修正するよう呼びかけている。

なお、次回の定例アップデートは米国時間2019年1月15日となる予定。

(Security NEXT - 2018/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性