2018年2QのDDoS攻撃が3割減 - 一方で「UDPフラッド」など増加
2018年第2四半期は、ネットワーク帯域を枯渇させる「UDPフラッド」や「アンプ攻撃」などのDDoS攻撃が増加した。一方、「SYNフラッド攻撃」が縮小している。
DDoS攻撃の割合(グラフ:CDNetworks)
CDNetworksが、国内外における同社DDoS防御対策サービスの利用者において、2018年第2四半期に対応したDDoS攻撃の動向を取りまとめたもの。
同四半期に同社が観測したDDoS攻撃は255件。前四半期の362件から29.6%減となった。攻撃の内容を見ると、「UDPフラッド」が31%にのぼる。「ICMPフラッド(21%)」「アンプ攻撃(19%)」が続いた。
「UDPフラッド」は、2017年第4四半期の192件から2018年第1四半期には70件へと大きく改善が見られた。しかし、今回約2.4倍となる167件へ再び増加している。またアンプ攻撃も前四半期の54件から今回101件へと拡大した。
一方改善が見られたのが「SYNフラッド攻撃」。前四半期に208件と多数確認されたが、同四半期は88件へと半数以下の水準に落ち着いた。全体に占める割合も17%へと縮小している。同社によれば、「Mirai」や「WireX」といったマルウェアの活動減少が背景にあるという。
(Security NEXT - 2018/10/23 )
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