Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareの「AirWatch Console」に深刻な脆弱性 - 認証回避のおそれ

「VMware Workspace ONE Unified Endpoint Management Console(AirWatch Console)」において認証が回避されるおそれがある深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品は、エンドポイントのライフサイクルを一元管理するためのソリューション。同製品の「SAML認証」が回避されるおそれがある「CVE-2018-6979」が含まれていることが明らかとなったもので、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

証明書による認証を有効化している場合に、SAMLセッションが偽装されるおそれがある。ただし、証明書認証を利用していない場合の影響は情報漏洩にとどまり、深刻度は「重要(Important)」となるという。

同社では、各バージョンに対してパッチを用意。利用者へ対応を呼びかけている。

20181010_vm_001.jpg
影響があるバージョン(表:VMware)

(Security NEXT - 2018/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も