Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - パッチ公開は8月14日を予定

Adobe Systemsは、複数の深刻な脆弱性へ対応するため、「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」のセキュリティアップデートを準備している。公開は米時間8月14日となる見込みだ。

同社によれば、両製品に存在する深刻な脆弱性の解消に向けて、各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」に向けてアップデートをリリースする計画だという。

今回は同日が米時間8月14日となる見込みで、国内の多くの組織において盆休みと重なる可能性がある。

脆弱性の悪用は確認されておらず、適用優先度は、3段階中2番目にあたる「2」と30日以内を目安としていることから、現状で緊急性はそれほど高くない模様だ。しかしながら、夏期休暇などを狙い、予想以上に早く悪用されることも想定し、脅威の動向へ注意を払う必要があるだろう。

20180810_as_001.jpg
影響を受けるソフトウェア(表:Adobe Systems)

(Security NEXT - 2018/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を