米政府、北朝鮮政府関与のトロイの木馬「TYPEFRAME」を警告 - 米朝対話の裏で駆け引き
6月12日、シンガポールにおいて史上初となる米朝首脳会談が実現し、融和ムードが演出される中、一方で米政府は北朝鮮政府が関与したトロイの木馬として「TYPEFRAME」の情報を公開し、注意喚起を行った。

US-CERTを通じて公開されたマルウェアの分析レポート
米国土安全保障省(DHS)と連邦捜査局(FBI)がトロイの木馬「TYPEFRAME」の解析レポートを公表したもの。
同レポートでは、同マルウェアが北朝鮮政府によって用いられたことを認識していると指摘した。
米政府では、北朝鮮グループ「HIDDEN COBRA」が関与したマルウェアの情報をこれまでも公開してきているが、今回のトロイの木馬についても関連性を示した。
同レポートでは、32ビットおよび64ビット環境で動作する「Windows」の実行ファイルとVBAマクロを含むWordドキュメントなどマルウェアのサンプル11件を分析。
これらファイルを通じてインストールされるマルウェアにより、プロクシやコマンド&コントロール(C&C)サーバと通信するリモートアクセスツール(RAT)、ファイアウォールの変更による通信許可などが行われるおそれがあるとしている。
(Security NEXT - 2018/06/15 )
ツイート
PR
関連記事
複数サーバでランサム被害、ECサイト運営などに影響 - はるやまHD
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
県立高で奨学金申請希望一覧表を生徒に誤配付 - 新潟県
新規就農者向けの研修案内メールで誤送信 - 諫早市
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック
都校務支援システムに不具合 - 102校の健診データを誤登録して喪失
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
シルバー人材センターで広報配布名簿を置き配、所在不明に - 北広島市
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を