Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱なウェブサーバ狙う「Mirai」らしきアクセス急増 - 国内でも感染拡大か

警察庁は、6月10日よりボット「Mirai」と見られる発信元からTCP 80番ポートに対するアクセスが急増しているとして注意を呼びかけた。国内でも感染が広がっている可能性がある。

HTTPによる「GETリクエスト」を送信し、ウェブサーバを探索し、稼働するソフトウェアなどを調査していると見られるアクセスを観測したもの。TCPシーケンス番号が「Mirai」の特徴と一致していた。

同庁が、これらアクセスの発信元を調べたところ、ネットワークに対応したビデオレコーダなどで採用されているウェブサーバ「XiongMai uc-httpd」が稼働していたという。

同庁では6月10日によりアクセスの増加を観測。翌11日から日本国内からのアクセスも急増しており、すでに国内で感染が広がっている可能性もある。

20180613_np_001.jpg
「Mirai」の特徴を持ったTCP 80番ポートに対するアクセス(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2018/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性