Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

LINEで他ユーザーのタイムラインが表示される不具合 - 外部CDNの設定ミスで

LINEは、同社SNSサービス「LINE」のウェブブラウザ版において、他ユーザーのタイムラインが一時的に表示される可能性がある不具合が判明したことを明らかにした。

20180606_li_001.jpg
LINEのウェブブラウザ版

同社によると、ウェブブラウザ版を利用し、アクセスが集中した場合など特定条件下において、タイムライン上に他ユーザーのタイムラインが表示される可能性があったという。

同不具合は、同社が実施しているバグバウンティプログラムで発見、報告され、調査を行っていたところ、5月16日22時ごろに判明した。

原因は、外部CDNサービスの設定ミスで、少なくとも5月14日から5月17日にかけて影響があった。また仕様変更の影響により、2017年2月27日以降に同様の不具合が発生していた可能性もある。影響範囲は、ウェブブラウザ版の利用者における0.01%未満としている。

同社では、すでに修正済みであり、これまでに被害の報告は受けていないと説明。またアプリ版への影響は否定している。

(Security NEXT - 2018/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消