GDPR対応で「WordPress」がアップデート - プライバシー保護機能を強化
コンテンツマネジメントシステム(CMS)「WordPress」の開発チームは、5月25日より施行されるEUの「一般データ保護規則(GDPR)」に向けてアップデート「WordPress 4.9.6」をリリースした。
今回のアップデートに脆弱性の修正は含まれておらず、開発チームでは同アップデートを「プライバシーおよびメインテナンスリリース」と位置付けている。GDPR施行後、対象地域の個人データを収集、保管、処理する企業やサイト運営者に保護義務が課されるとして、プライバシー保護の機能強化を実施した。
具体的には、サイト運営者向けにログインページや登録ページに表示できるプライバシーポリシーページを追加。パーソナルデータを取り扱う際のガイドや文書のひな形などを公開している。
またプラグインも含め、個人データの出力や消去を行うための機能を用意。登録やコメントを行った利用者に対し、メールで個人データの確認や消去の求めに応じるためのツールを追加した。
そのほかメンテナンスアップデートとして95件の更新を実施したという。
(Security NEXT - 2018/05/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正
ホスティング管理ツール「Control Web Panel」にRCE脆弱性