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IIJのOTPアプリに認証回避の脆弱性 - Android版のみ影響

インターネットイニシアティブが提供する二要素認証アプリ「IIJ SmartKey」のAndroid版にアプリケーションロックを回避されるおそれがあることがわかった。

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脆弱性を解消した「IIJ SmartKey」(画像:Google Play)

同製品において認証不備の脆弱性「CVE-2018-0584」が含まれていることが判明したもの。

アプリケーションロックを回避され、ワンタイムパスワードを取得されるおそれがあるという。脆弱性はAndroid版に存在し、iOS版は影響を受けないとしている。

同脆弱性は、AndroPlusの建口亮氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したものでJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

開発元であるIIJでは、脆弱性を修正した「同2.1.1」以降へアップデートするよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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