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NTT、DNSによるブロッキングを準備 - 「政府決定にもとづく対応」強調

法的な問題も指摘され、業界団体から反対表明も出るなか、NTTではグループ3社における「ブロッキング」の実施を4月23日に発表した。

同社は、「政府の決定にもとづく対応」であり、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)から4月13日に行われた3サイトに関する「ブロッキング」の要請に対応したもので、問題はないとの立場を取っている。

同社によれば、今回の措置における「ブロッキング」の手法として、「DNSブロッキング」による実施を検討しているという。具体的にはユーザーから同社のDNSへ問い合わせがあったURLに対し、政府決定にあった海賊版サイトのURLだった場合、IPアドレスへの変換を行わないことで接続を遮断する。

実施時期については、準備段階であるとして言及を避けており、開始時についても報道発表などによるアナウンスは、「実施しない予定」とコメント。実施期間は、「法整備されるまで」としており、具体的な期間については明言を避けるとともに、「政府に可及的速やかな法制度の整備を要望していく」としている。

(Security NEXT - 2018/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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