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「Drupal 8」に「Drupalgeddon 2.0」とは異なるあらたな脆弱性 - 重要度は「中」

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に、サードパーティ製モジュールに起因するあらたな脆弱性が判明した。深刻な脆弱性「CVE-2018-7600」とは異なるものだという。

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コア部分に含まれるサードパーティ製のJavaScriptライブラリ「CKEditor」に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が見つかったことから対処したもの。3月末に修正され、影響度も大きく、すでに国内でも攻撃が確認されている脆弱性「CVE-2018-7600」とは異なるものだ。

重要度は、5段階中3番目にあたる「中(Moderately Critical)」にレーティングされている。

開発チームでは、アップデートとして「同8.5.2」を公開。さらにサポートが終了しているバージョンに対して「同8.4.7」をリリースした。

「同7.x」に関しては影響を受けないとしているが、同モジュールやWYSIWYGモジュールの利用など、別途導入している場合は、「CKEditor」のサイトから「同4.9.2」をダウンロードして利用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/04/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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