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国内でも「Drupalgeddon 2.0」を観測 - 「Drupal」利用者はアップデート状況の確認を

同庁によれば、観測した攻撃は実証コードに酷似した「POSTリクエスト」。脆弱性の探索だけでなく、外部よりファイルを取得し、インストールさせようとしていた。

SANSの研究者によれば、こうした攻撃では、POSTリクエストを送信する際に、偽のリファラーなどを設定しているケースがあり、「baidu.com」からのアクセスを装ったケースが確認されている。

さらにコインマイナーをインストールさせる攻撃では、永続的に動作するよう定期的に起動するよう設定していた。またファイルのアップデート機能を提供するバックドアが設置されるケースがあったほか、Windowsで実行されている「Drupal」を探索する動きもあると報告している。

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「CVE-2018-7600」に対する攻撃の観測動向(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2018/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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