Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4月のMS月例パッチ、「緊急」22件含む脆弱性65件を修正

マイクロソフトは、4月の月例セキュリティ更新を公開した。「Adobe Flash Player」の脆弱性を除き、CVEベースで65件の脆弱性を解消している。

20180411_ms_001.jpg
アップデート情報を確認できるマイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイド

今回のアップデートでは、「Windows」や「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「ChakraCore」「Office」および「Microsoft Office Services」などの脆弱性に対処。

さらに「Visual Studio」「Azure IoT SDK」など開発環境に関する脆弱性のほか、同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性に対しても、アップデートを実施している。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」が22件、次いで深刻度が高い「重要」が42件。さらに1段階低い「警告」が1件だった。これら脆弱性に関して、いずれも悪用は確認されていないが、「CVE-2018-1034」に関してはすでに公開されている。

(Security NEXT - 2018/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消