「Adobe Flash Player」に2件の深刻な脆弱性 - 悪用は未確認
Adobe Systemsは、2件の深刻な脆弱性に対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートをリリースした。

影響を受ける「Flash Player」のバージョン(表:Adobe Systems)
今回のアップデートでは、解放後のメモリへアクセスするいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2018-4919」や、型の取り違いの脆弱性「CVE-2018-4920」を修正した。悪用された場合、リモートよりコードを実行され、システムの制御を奪われるおそれがある。
同社は、脆弱性の重要度を、いずれも3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングした。悪用は確認されていないという。
同社では、これら脆弱性を最新版となる「同29.0.0.113」で修正した。「Linux版」を除き、ブラウザ同梱版を含めて適用優先度は3段階中2番目にあたる「2」とし、30日以内を目安にアップデートするよう推奨している。「Linux版」に関しては、任意のタイミングで更新を求める「3」とした。
(Security NEXT - 2018/03/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み