Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

iOS版「LINE」にMITM攻撃可能となる脆弱性 - SDKの脆弱性が影響

iOS向けに提供されているSNSアプリ「LINE」の一部バージョンにおいて中間者攻撃が可能となる脆弱性が含まれていることが判明した。2017年11月に修正版がリリース済みだという。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同7.15」から「同7.1.3」にSSLサーバ証明書を正しく検証しない脆弱性「CVE-2018-0518」が存在するもの。サードパーティ製SDKに明らかとなった脆弱性の影響を受けたという。

脆弱性の影響を受けるおそれがあるのは、アプリ内で表示されるサービスや、外部サービス利用時におけるアカウント情報を含む通信。LINEのログイン情報、テキストによるトーク、無料通話、ビデオ通話などは影響を受けないとしている。

同脆弱性は、LINEが周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告。同センターが調整を実施した。同社では脆弱性を修正した「同7.16」を11月24日にリリース済みだという。

(Security NEXT - 2018/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正