Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Acrobat/Reader」にセキュリティ更新 - 脆弱性41件を修正

Adobe Systemsは、事前予告していた「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」における深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

今回公開したのは、重要度が「クリティカル(Critical)」とされる17件の脆弱性をはじめ、あわせて41件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。対象プラットフォームは、「Windows」および「Mac OS X」。

脆弱性によって影響度は異なるが、悪用された場合、セキュリティ機能がバイパスされて権限の昇格が生じたり、ヒープオーバーフロー、解放後メモリへのアクセス、範囲外のメモリに対する呼び出しや書き込みなどが発生し、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

同社では、「同DC」の「Continuous(連続トラック)」向けに「同2018.011.20035」、「Classic(クラシックトラック)」向けに「同2015.006.30413」を提供。「同2017」に対しては「同2017.011.30078」を用意した。

20180214_as_001.jpg
アップデート後のバージョン(表:Adobe Systems)

(Security NEXT - 2018/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み