「WordPress」の自動更新が不能となるバグ - 手動更新の対応を
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」において、自動アップデートが機能しなくなるバグが発生した。開発チームは手動によるアップデートを実施するよう求めている。
2月に入り、開発チームは、立て続けにアップデートをリリース。2月5日の「同4.9.3」はメインテナンスリリースで、34件のバグに対処したが、同アップデートに不具合が存在することが明らかとなり、翌6日に問題を修正するアップデートを急遽リリースした。
「WordPress」では、バックグラウンドで自動的にアップデートする機能を備えているが、「同4.9.3」へのアップデート後に自動アップデートが機能しなくなる不具合が判明。開発チームでは管理画面から手動で「同4.9.4」へアップデートするよう求めている。
一連のアップデートにセキュリティに関する修正は含まれていないが、今後のアップデートに影響を及ぼすおそれもある。自動アップデートを利用している場合は早期に対応しておく必要がある。
なお、「WordPress」に関しては、セキュリティ研究者が、DoS攻撃に利用されるおそれがある問題を指摘しているが、これらアップデートにおいて、同問題については対処されていない。
(Security NEXT - 2018/02/09 )
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