Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

54%の企業が2017年にランサムウェア攻撃を経験 - 平均損害額は13万ドル

企業の24%が2017年にランサムウェアの攻撃を経験しており、攻撃1件あたりの平均損害額は13万3000ドルだった。

英Sophosが調査を行い、結果を取りまとめたもの。同調査は、日本、米国、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア、インド、南アフリカの従業員が100人から5000人規模の企業を対象に実施。IT関連の意思決定者2700人以上が回答した。

調査対象企業の54%が2017年の1年間にランサムウェアによる攻撃を受けており、1年で平均2回の攻撃を受けた。

データ復号化で要求された身代金や、攻撃によるダウンタイム、復旧のための人件費、デバイス費用、ネットワーク費用、機会損失など、1件のランサムウェア攻撃による平均損害額は13万3000ドル。また5%の企業では、平均額の10倍以上にあたる130万ドルから660万ドルの損失があったという。

(Security NEXT - 2018/02/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Cobalt Strike」不正利用対策で国際作戦 - 攻撃元IPアドレスを封鎖
6月の脆弱性悪用リスト「KEV」への登録は9件
約3割が過去3年間にサイバー攻撃の被害経験 - ランサムは3.8%
先週注目された記事(2024年5月12日〜2024年5月18日)
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功