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Flashゼロデイ脆弱性に北朝鮮関与 - 11月中旬より悪用

Adobe Flash Playerにゼロデイ脆弱性が見つかった問題で、同脆弱性は、2017年11月中旬ごろより北朝鮮の攻撃者によって悪用されていることがわかった。

今回の脆弱性「CVE-2018-4878」について2月1日に報告したHAURIのSimon Choi氏は、攻撃に北朝鮮関係者の関与を指摘。韓国の北朝鮮研究者へマルウェアを拡散するため、少なくとも2017年11月中旬ごろより悪用されているという。

攻撃ファイルは、1度しか利用できない復号キーによって最初にファイルを開いた端末でのみ感染するよう設計されており、コードが解析されないよう細工されていた。

今回の問題を受けて、韓国のKrCERTも注意喚起を実施している。すでに悪用が確認されているOfficeドキュメントをはじめ、Flashファイルを含むウェブサイトやメールの添付ファイルなどを誤って開くと悪用コードを実行されるおそれがあると指摘。

(Security NEXT - 2018/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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