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「OpenAM」に追加認証を回避される脆弱性

シングルサインオンなどの機能を提供するオープンソースの「OpenAM」において、特定条件下で追加要素の認証を回避される脆弱性が含まれていることがわかった。

今回あらたに脆弱性「CVE-2017-10873」が明らかとなったもの。「SAML IdP」の認証において、追加要素を必要とする環境においても、IDとパスワードのみで認証が可能になるという。

同脆弱性は、「OSSTech OpenAM」を提供しているオープンソース・ソリューション・テクノロジの岩片靖氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。

オープンソース・ソリューション・テクノロジでは、独自の修正を行ったOSSTech OpenAMのアップデートをリリースしたほか、Githubにてパッチの情報を公開している。

(Security NEXT - 2017/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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