Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正プログラム検出数が前期の4倍超 - 検出経路「メール」が急増

「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」のいずれも持たず、「ウイルス」の定義にあてはまらない「不正プログラム」の検出数は141万525件で、34万85件だった前四半期の4倍超へと拡大している。

もっとも多く検出されたのは「Downloader」で、前四半期の31.6倍となる103万6864件。全体の73.5%を占める。次に多かったのは「Ransom」で、前四半期よりやや後退したものの、21万2654件が検出されており、依然として高い水準を維持している。

マルウェアの検出経路では、メールの添付ファイル経由が139万3526件で全体の98.6%と大半を占めた。前四半期は「WannaCrypt」の影響でネットワーク経由の検出が多数を占めたが、状況が一変している。

20171024_ip_001.jpg
経路別のウイルスおよび不正プログラム検出数(グラフ:IPA)

 

(Security NEXT - 2017/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
セキュリティ分野の総務大臣奨励賞、2名2団体を選出
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
個情委、「LINE」情報漏洩でLINEヤフーに勧告 - 「ヤフオク!」に関する指導も
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)