不正プログラム検出数が前期の4倍超 - 検出経路「メール」が急増
「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」のいずれも持たず、「ウイルス」の定義にあてはまらない「不正プログラム」の検出数は141万525件で、34万85件だった前四半期の4倍超へと拡大している。
もっとも多く検出されたのは「Downloader」で、前四半期の31.6倍となる103万6864件。全体の73.5%を占める。次に多かったのは「Ransom」で、前四半期よりやや後退したものの、21万2654件が検出されており、依然として高い水準を維持している。
マルウェアの検出経路では、メールの添付ファイル経由が139万3526件で全体の98.6%と大半を占めた。前四半期は「WannaCrypt」の影響でネットワーク経由の検出が多数を占めたが、状況が一変している。

経路別のウイルスおよび不正プログラム検出数(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2017/10/24 )
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