Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Scalaの「JWT」に署名の検証処理を回避できる脆弱性

Scalaにおける「JSON Web Token(JWT)」の実装において、署名の検証処理が回避される脆弱性が判明した。

「jwt-scala」において、ヘッダの処理に問題があり、トークンにおける署名を検証せず、署名がないトークンを署名済みのトークンとして処理する脆弱性「CVE-2017-10862」が含まれるという。

同脆弱性は、リクルートテクノロジーズの杉山俊春氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告。同センターが調整を実施し、「Github」のリポジトリでは修正されたという。

(Security NEXT - 2017/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因