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Scalaの「JWT」に署名の検証処理を回避できる脆弱性

Scalaにおける「JSON Web Token(JWT)」の実装において、署名の検証処理が回避される脆弱性が判明した。

「jwt-scala」において、ヘッダの処理に問題があり、トークンにおける署名を検証せず、署名がないトークンを署名済みのトークンとして処理する脆弱性「CVE-2017-10862」が含まれるという。

同脆弱性は、リクルートテクノロジーズの杉山俊春氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告。同センターが調整を実施し、「Github」のリポジトリでは修正されたという。

(Security NEXT - 2017/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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