Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」に複数の脆弱性 - アップデートがリリース

「Apache Tomcat」にソースコードの漏洩やコード実行が可能となる脆弱性など、複数の脆弱性が含まれることが判明した。アップデートがリリースされている。

開発チームによれば、「VirtualDirContextクラス」を利用している環境において、細工したリクエストによりセキュリティ機能をバイパスされ、JSPファイルのソースコードが漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2017-12615」が判明したもの。

またWindows環境において脆弱性「CVE-2017-12616」が存在。「HTTP」による「PUTリクエスト」を受ける状態で読み取り専用に設定していない場合、細工したリクエストによってJSPファイルがアップロードされ、実行されるおそれがある。

いずれの脆弱性も深刻度は「重要(Important)」にレーティングされている。開発チームでは、これら脆弱性へ対処した最新版となる「同7.0.81」をリリースしており、セキュリティ機関などとともに利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目