Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Struts 2.5.13」がリリース - 深刻な脆弱性など修正

Apache Strutsの開発チームは、最新版となる「Apache Struts 2.5.13」をリリースした。リモートよりコードの実行が可能となる深刻な脆弱性を修正している。

20170906_as_001.jpg
深刻な脆弱性「CVE-2017-9805」を修正した

同アップデートは、脆弱性3件の修正や機能の改善を図ったGA(General Availability)版。

今回のアップデートでは、「RESTプラグイン」の利用時に「XStream handler」で「XML」を処理した際、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2017-9805」を解消した。

リモートより悪用が可能としており、重要度は「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

さらに同プラグインを細工したxmlリクエストによってリモートよりDoS攻撃に悪用されるおそれがある脆弱性「CVE-2017-9793」に対処。重要度は「中(Medium)」と指定している。

また「URLValidator」において、正規表現を用いた処理でサービス拒否が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2017-9804」を修正した。重要度は「低(Low)」としている。

(Security NEXT - 2017/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性