Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ランサムウェア」関連の相談が約6倍に - 67件で被害

同四半期に寄せられた相談件数は3812件で、前四半期の3553件から7.3%増。

「ウイルスを検出した」などと偽警告でユーザーの不安をあおり、電話をかけさせて製品の購入やサポート契約に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談は670件。前四半期から19%減少した。

一方、「ワンクリック請求」に関する相談は421件で、前四半期の388件から増加。スマートフォン関連の相談は96件で、前四半期から15%減っている。

また同四半期は、「ランサムウェア」に関する相談が前四半期の約6倍となる163件寄せられた。5月中旬に世界規模で被害が確認された「WannaCrypt」の相談件数の増加が影響した。そのうち67件については、実際に被害が発生していたという。

20170725_ip_003.jpg
「ランサムウェア」相談件数推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2017/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査
2023年は1割の企業でランサムウェア攻撃を観測
「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止