「Cisco WebEx」のブラウザ拡張機能に深刻な脆弱性 - コード実行のおそれ
Cisco Systemsが提供するビデオ会議ツール「Cisco WebEx」のブラウザ向け拡張機能に、リモートよりコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が含まれていることが判明した。修正プログラムがリリースされている。

Cisco Systemsによるセキュリティアドバイザリ
悪意あるウェブサイトを閲覧すると任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2017-6753」が判明したもの。
「Windows」において、「Cisco WebEx Browser Extension」をインストールした「Chrome」や「Firefox」が影響を受ける。重要度は「クリティカル(Critical)」。
「Internet Explorer」「Microsoft Edge」で「Cisco WebEx」を利用する場合や、Mac OSの「Safari」向けに提供されている機能拡張については、同脆弱性の影響を受けないとしている。
同社では、脆弱性を修正した「同1.0.12」をリリース。セキュリティ機関などとともに、ブラウザのアドオンや機能拡張の管理機能より最新版へアップデートしたり、機能拡張を利用していない場合は「Meeting Services Removal Tool」などによって削除するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/07/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を
「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
