Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国交省の「電子成果物作成支援・検査システム」のインストーラなどに脆弱性

国土交通省の「電子成果物作成支援・検査システム」に関連するファイルにおいて、不正なファイルを読み込む脆弱性が明らかとなった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同ソフトのインストーラや自己解凍書庫において、同一ディレクトリに保存されたライブラリファイルを意図せず読み込む脆弱性「CVE-2017-2231」が含まれるという。脆弱性を悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある。

同省では、6月20日に修正版を公開。インストール作業を行う際は、最新のインストーラを利用するよう注意を呼びかけている。

同ソフトに限らず、インストーラに脆弱性を作り込んでしまうケースが多発しており、JVNでは広く注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性