Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

BINDに脆弱性や不具合が判明 - Windows版のインストーラにも

「BIND 9」の特定条件下で無限ループが生じるなど複数の脆弱性が含まれていることが明らかになった。Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)など関係機関では注意を呼びかけている。

20170615_is_001.jpg

「CVE-2017-3140」は、「RPZ(Response Policy Zones)」を有効化している場合に影響を受ける脆弱性。

リモートより攻撃が可能で、一定の条件下で無限ループの状態に陥り、サービスの性能低下や特定の権威DNSサーバに対して連続でパケットを送信するといった問題を引き起こすおそれがある。重要度は「中(Medium)」。

さらにWindows版「BIND 9」のインストーラに、深刻な脆弱性が明らかになった。パスの指定に問題があり、ローカルユーザーにおいて権限の昇格が可能になるという。

同脆弱性の重要度は「深刻(Critical)」。すでにインストール済みの「BIND 9」そのものは、同脆弱性の影響を受けないとしている。

いずれの脆弱性も「同9.11.1-P1」「同9.10.5-P1」「同9.9.10-P1」で修正された。

またこれら脆弱性にくわえ、「同9.11.x」においてSymasの「LMDB(Lightning Memory-mapped Database)」を組み込んだ際、不具合が発生することが判明。

「LMDB」をインストールした環境でBINDをコンパイルすると、「LMDB」を自動的に組み込むようデフォルトで設定されているという。

同環境において一部オプションを有効化すると不具合が生じることが判明しており、ISCでは7月から8月にかけてリリースを計画している「同9.11.2」で修正する予定だという。

ISCや関係機関では、アップデートを実施して脆弱性を解消したり、回避策を講じるよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Pulse Connect Secure」脆弱性で国内法人もアナウンス
法人向けトレンドマイクロ製品の既知脆弱性を狙った攻撃が発生
Oracle、四半期定例パッチをリリース - のべ390件の脆弱性を修正
ランサムウェア「Cring」、脆弱VPN機器を標的 - 制御システムが停止する被害も
VPN製品「Pulse Connect Secure」にゼロデイ攻撃 - アップデートは5月上旬
「Chrome 90.0.4430.85」が公開、複数脆弱性を修正 - すでに悪用コードも
「SonicWall Email Security」にゼロデイ攻撃 - 修正プログラムがリリース
米政府、「Pulse Connect Secure」のゼロデイ脆弱性対応で緊急指令
「Firefox 88」が登場、13件の脆弱性を修正
トレンド製パスワード管理製品に脆弱性 - アップデートが公開