MS、月例セキュリティ更新をリリース - 最大深刻度「緊急」18件含む脆弱性96件を修正
マイクロソフトは、6月の月例セキュリティ更新を公開した。「Adobe Flash Player」の脆弱性を除くと、CVEベースであわせて96件の脆弱性を修正している。
今回のアップデートでは、「Windows」や同社ブラウザ「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「Office」「Office Services」「Web Apps」「Silverlight」「Skype for Business」「Lync」の脆弱性を解消した。
脆弱性の影響を見ると、リモートでコード実行やセキュリティ機能のバイパス、情報漏洩、特権の昇格、サービス拒否、なりすまし、改ざんなどが生じるおそれがある。脆弱性96件の最大深刻度を見ると、「緊急」が18件、「重要」が78件、「警告」「注意」がそれぞれ1件だった。
また同日リリースされた「Adobe Flash Player」の脆弱性に対してもあわせて修正している。
(Security NEXT - 2017/06/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み