Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ベータ提供されていたWindows向け「Simeji」のインストーラに脆弱性

バイドゥが、ベータ版として提供していた文字入力システム「Simeji Windows版」のインストーラに、脆弱性が存在することが判明した。すでに提供を終了しており、同インストーラを使用しないよう注意を呼びかけている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同1.0.0.7」のインストーラに、意図しないライブラリファイルを読み込む脆弱性「CVE-2017-2219」が判明したもの。脆弱性を悪用された場合、任意のコードを実行されるおそれがある。

インストール済みのソフトウェアは影響は受けない。同インストーラの提供はすでに終了しており、同社では使用しないよう呼びかけている。

同ソフトに限らず、インストーラに脆弱性を作り込んでしまうケースが多発しており、JVNでは広く注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意