「Tera Term」のインストーラに脆弱性 - 修正版がリリース
ターミナルソフトウェア「Tera Term」のインストーラに意図しないライブラリファイルを読み込む脆弱性が含まれていることがわかった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同一ディレクトリに保存された特定のライブラリファイルを読み込む脆弱性「CVE-2017-2193」が判明したもの。
「同4.94」および以前のバージョンが影響を受ける。すでにインストール済みのアプリケーションそものもは影響を受けない。
同脆弱性は、橘総合研究所の英利雅美氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
開発者は、最新版となる「同4.95」を公開。セキュリティ機関とともに、最新のインストーラを使用するよう注意を呼びかけている。
同ソフトに限らず、インストーラに脆弱性を作り込んでしまうケースが多数判明しており、JVNでは広く注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/06/02 )
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