Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

大量の脆弱性報告で注意喚起、インストーラ作製アプリなどに起因 - 脆弱性狙うマルウェアも

意図しないライブラリファイルを読み込む脆弱性は、以前から指摘されている。マイクロソフトなどもWindowsにおいて修正を進めてきたが、JVNでは、同社による対策がデータファイルと同一のディレクトリに置かれたライブラリファイルを読み込んでしまう、いわゆる「カレントディレクトリ型」の脆弱性に限られてきたと指摘。

アプリケーションと同じディレクトリに置かれたライブラリを読み込んでしまう「アプリケーションディレクトリ型」の脆弱性については依然として存在しており、Windowsに含まれる一部ライブラリファイルや、Windowsのコマンドで作成した自己解凍書庫ファイルなども影響を受けるという。

開発者に対して、脆弱性を作り込まないよう注意を呼びかけるとともに、利用者は、インストーラや自己解凍書庫ファイルを実行する前に、同一ディレクトリへ不審なファイルが配置されていないか注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開