大量の脆弱性報告で注意喚起、インストーラ作製アプリなどに起因 - 脆弱性狙うマルウェアも
意図しないファイルを読み込み、コードが実行されてしまう脆弱性を抱えたWindows用アプリケーションが、多数報告されているとして、開発者や利用者に向けて注意が呼びかけられている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、アプリケーションと同じディレクトリに配置された意図しないライブラリファイルや、コマンドファイルが読み込まれ、実行されるおそれがある脆弱性について多数報告が寄せられているという。
なかでも、最新版の「インストーラ作成ソフトウェア」や「圧縮解凍ツール」を用いずに不具合がある旧バージョンを利用し、脆弱性を作り込んでしまうケースが目立っているという。
JVNでは、インストーラや自己解凍書庫ファイルなどは、ユーザー権限で操作できる場所で起動することが多く、同脆弱性を悪用される危険性が高いと指摘。実際に脆弱性を悪用して感染するマルウェアも出回っているという。
(Security NEXT - 2017/05/25 )
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