Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年1Qの脆弱性届け出はソフトウェアが88件 - 情報家電やルータなど目立つ

2017年第1四半期に届出があった脆弱性は145件で、そのうちソフトウェア製品が88件を占めた。「情報家電」や「ルータ」などいわゆる「IoT機器」に関する届け出も目立つ。

20170426_ip_001.jpg
届け出件数(表:IPA)

情報処理推進機構(IPA)が、2017年第1四半期における脆弱性の届け出状況について取りまとめたもの。同四半期は145件の届け出があった。前四半期の242件から大きく減少している。

脆弱性の届け出は、2016年第2四半期に753件と急増したが、一時的な現象にとどまり、その後は200件前後で推移している。

届出の内訳を見ると、ソフトウェア製品に関する脆弱性が88件。ウェブサイトに関する脆弱性が57件。いずれも前四半期から減少した。同四半期における就業日あたりの届出件数は4.21件。前四半期の4.25件を下回った。

届出の受付を開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェアが3520件、ウェブサイトが9541件。あわせると1万3061件で、ウェブサイトに関する届出が全体の約7割を占める。

(Security NEXT - 2017/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も