2017年1Qの脆弱性届け出はソフトウェアが88件 - 情報家電やルータなど目立つ
ソフトウェア製品に関する脆弱性88件を種類別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」と「情報家電」がいずれも17件。「ルータ」が8件で続いた。
脆弱性が悪用された場合に生じる脅威は、「任意のコマンドの実行」が最多で41件。次いで「任意のスクリプトの実行(14件)」「アクセス制限の回避(12件)」などが報告されている。
同四半期に脆弱性の修正が完了し、「JVN」で公表したソフトウェア製品の件数は47件。累計で1429件となった。「連絡不能開発者」として1件について製品開発者名を公表。同様のケースは累計で251件。
57件の届け出があったウェブサイトに関する脆弱性については、「クロスサイトスクリプティング」が28件で約半数を占める。「SQLインジェクション」が次いで多く11件だった。
同四半期に修正を完了した脆弱性は105件。そのうち90日以内に修正が完了したのは84%にあたる88件だった。修正完了件数の累計は6984件。90日以内に修正が完了したのは4602件で、修正完了件数に占める割合は66%と従来から目立った変化は見られなかった。
(Security NEXT - 2017/04/26 )
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