Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、悪用確認されたIEゼロデイ脆弱性を月例パッチで修正

マイクロソフトが4月の月例セキュリティ更新で解消した「Internet Explorer」の一部脆弱性が、すでに悪用されていることがわかった。

問題のゼロデイ脆弱性は「CVE-2017-0210」。クロスドメインポリシーを正しく適用せず、脆弱性を悪用することでアクセスしているドメインの情報に対し、攻撃者が関係ない別のドメイン情報を注入することが可能となり、「権限の昇格」が可能になるという。

同脆弱性のみで任意のコード実行などはできず、深刻度は4段階中2番目にあたる「重要」。一方でリモートでコード実行が可能となる別の脆弱性と組み合わせて悪用されるおそれがあり、すでに悪用が確認されているという。

(Security NEXT - 2017/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を