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GIGABYTE BRIXのUEFIファームウェア保護に脆弱性 - 一部はEOLで修正なし

GIGABYTEが提供するMini-PC「GIGABYTE BRIX」の「GB-BSi7H-6500」「GB-BXi7-5775」向けに提供された「UEFIファームウェア」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

Cylanceが2件の脆弱性を2016年12月に発見。ベンダーやCERT/CCへの報告を経て公表したもの。

ファームウェアの書き込みを保護する機能に「CVE-2017-3197」が含まれているほか、「UEFIファームウェアアップデート」が署名されていない問題「CVE-2017-3198」が存在。さらにチェックサムがない状態でHTTP経由により提供されているという。

脆弱性を悪用されると、ファームウェアレベルでのコード実行や、バックドアの設置などが行われる可能性があるほか、サービス拒否が生じるおそれがある。

GIGABYTEでは、「GB-BSi7H-6500」向けにファームウェア「F7」を4月中にリリースし、修正する予定だが、「GB-BXi7-5775」についてはサポートが終了しており、修正プログラムの提供は行われない見込み。

(Security NEXT - 2017/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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