Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アライドテレシス製ルータに脆弱性 - 「guest」アカウントで管理者操作が可能

アライドテレシス製のルータ「CentreCOM AR260S V2」に、初期設定で用意されているユーザーレベルのアカウントで、管理者権限の操作が可能となる脆弱性「CVE-2017-2125」が含まれていることがわかった。

同製品では、初期設定としてユーザーレベルの「guest」アカウントが用意されているが、認証情報が公開されており、同アカウントで同製品へログインすることにより、管理者権限による任意の操作が可能だという。

同脆弱性は、トレンドマイクロのZiv Chang氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社やセキュリティ機関では、「guest」アカウントのパスワードを変更したり、ファイアウォールを用いてWAN側から意図しないアクセスが行われないように設定するなど、緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正