Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セゾンを装うフィッシング、日時入りの件名で緊急感を演出か

セゾンカードの会員向けサービス「セゾンNetアンサー」の利用者を狙い、「第三者によるアクセスを確認した」などとして、偽サイトに誘導するフィッシング攻撃が確認された。

20170317_ap_001.jpg
誘導先のフィッシングサイト(画像上:フィ対協)と正規サイト(画像下)。デザインから区別することは困難

フィッシング対策協議会によると、今回確認されたフィッシング攻撃では、「重要:必ずお読みください」「セゾンNetアンサーご登録確認」といった件名のメールを送信。後者に関しては、時刻や日付を記載しているケースもあるという。

メールの本文では、「第三者によるアクセスを確認した」と利用者の不安を煽ったうえで、暫定処置として利用者の登録IDを変更したなどとだまし、偽サイトへ誘導していた。

誘導先のフィッシングサイトは、正規サイトにある利用登録フォームからデザインなどを盗用。

ログインIDやパスワード、メールアドレスのほか、クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードなどの入力を求める。

同協議会では、偽サイトのURLを4件確認。3月17日の時点で稼働を確認していることから、JPCERTコーディネーションセンターにサイトの閉鎖に向けて調査を依頼した。

同様のフィッシング攻撃は2016年の11月と12月にも確認されている。同協議会では、今後も類似の攻撃が繰り返される可能性があるとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
ドメインやホスティングが停止すると不安煽るフィッシングに警戒を
「フィッシングサイト撲滅チャレンジカップ」を開催 - JC3
「りそな銀行」かたるフィッシング攻撃の報告が増加
先週注目された記事(2024年6月23日〜2024年6月29日)
取引先や従業員に関する一部情報の流出を確認 - KADOKAWA
セミナー事務局のメルアカからスパム送信、原因を調査 - 広島県