セゾンを装うフィッシング、日時入りの件名で緊急感を演出か
セゾンカードの会員向けサービス「セゾンNetアンサー」の利用者を狙い、「第三者によるアクセスを確認した」などとして、偽サイトに誘導するフィッシング攻撃が確認された。

誘導先のフィッシングサイト(画像上:フィ対協)と正規サイト(画像下)。デザインから区別することは困難
フィッシング対策協議会によると、今回確認されたフィッシング攻撃では、「重要:必ずお読みください」「セゾンNetアンサーご登録確認」といった件名のメールを送信。後者に関しては、時刻や日付を記載しているケースもあるという。
メールの本文では、「第三者によるアクセスを確認した」と利用者の不安を煽ったうえで、暫定処置として利用者の登録IDを変更したなどとだまし、偽サイトへ誘導していた。
誘導先のフィッシングサイトは、正規サイトにある利用登録フォームからデザインなどを盗用。
ログインIDやパスワード、メールアドレスのほか、クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードなどの入力を求める。
同協議会では、偽サイトのURLを4件確認。3月17日の時点で稼働を確認していることから、JPCERTコーディネーションセンターにサイトの閉鎖に向けて調査を依頼した。
同様のフィッシング攻撃は2016年の11月と12月にも確認されている。同協議会では、今後も類似の攻撃が繰り返される可能性があるとして、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/03/17 )
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