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サイバー攻撃被害組織の2割強で顧客や収益が減少

サイバー攻撃により侵害を受けた組織の2割強で、顧客や収益の減少が発生したとする調査結果を米Cisco Systemsが取りまとめた。

同社が、13カ国の組織の最高セキュリティ責任者(CSO)やセキュリティ部門の責任者約3000人を対象に2016年の動向について調査を実施したもの。

同調査によれば、サイバー攻撃により侵害を受けた組織の22%で顧客が減少。さらにそのうち40%では顧客の20%以上を失ったという。

また29%の組織は侵害により利益が縮小。そのうち38%では20%以上の収益が減少していた。さらに事業機会を逃したとする組織は23%で、20%以上の事業機会を失ったと考える組織は42%にのぼっている。

(Security NEXT - 2017/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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