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約2000人分のマイナンバーを誤通知 - 表計算ソフトの操作ミスで

静岡県湖西市は、ふるさと納税者の通知書を納税者が居住する自治体に送付した際、関係ない別人のマイナンバーを記載していたことを明らかにした。

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誤ったマイナンバーを通知するミスが発生した湖西市

同市によれば、同市へふるさと納税を行った5853人に関して、納税者が居住する全国の727市区町へ1月27日に「寄附金税額控除に係る申告特例通知書」を送付したが、一部で誤ってほかの納税者のマイナンバーを記載してしまったという。

複数の自治体からマイナンバーの誤りについて指摘を受けて、全送付分のデータを調べたところ、2月7日に174自治体に送付した1992人分の誤記載が判明。対象となる自治体に報告を行った。

原因は、納税者の個人情報管理に使用している表計算ソフトの操作ミスで、氏名や住所を記載する欄とマイナンバーの欄にずれが発生。そのまま通知書に印刷してしまったという。

同市では、全納税者を対象に謝罪の書面を送付。誤ったマイナンバーを送付した自治体に正しいマイナンバーを記載した通知書を送付する。

(Security NEXT - 2017/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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