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マイナンバーのヒヤリハットや漏洩の事例集 - 個情委

個人情報保護委員会は、マイナンバーの取り扱いにおけるヒヤリハット事例と、漏洩事例を取りまとめた資料「特定個人情報を取り扱う際の注意ポイント」を公開した。

同資料は、マイナンバーを取り扱う場面において、注意すべきポイントを事例ごとに解説したもの。行政機関、地方公共団体、企業などの組織や個人における事例25件を収録している。

ヒヤリハット事例では、「マイナンバーカードの落し物が届けられ、拾得物として記録する際に、マイナンバーの記載された裏面をコピーしようとした」「勤務先からマイナンバーの提供を求められ、難色を示したところ、勤務先からマイナンバーの提供がなければ解雇したり、賃金を支払わないと言われた」など、17の事例を紹介している。

漏洩した事例としては、「特定個人情報を取り扱う事務において、マスキング処理が不十分なまま、特定個人情報が記載された書類を、特定個人情報を取り扱わないこととなっている委託事業者に引き渡していた」など8件を紹介している。

(Security NEXT - 2021/07/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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