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「Acrobat/Reader」更新の脆弱性対応件数が修正

Adobe Systemsは、米時間1月10日に公開した「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」のアップデートに関して、当初の発表より多く脆弱性を修正していたことを明らかにした。

同社は、アップデート公開当初、深刻な脆弱性を含むあわせて29件の脆弱性を修正したとアナウンスしていたが、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2017-2970」「CVE-2017-2971」「CVE-2017-2972」に関してアドバイザリへ記載漏れがあったという。

当時公開された「Continuous(連続トラック)」の「同15.023.20053」、「Classic(クラシックトラック)」の「同15.006.30279」および「同11.0.19」にて、これら3件を含むあわせて32件の脆弱性が解消されていたことになる、

適用優先度については、公開当初と同じ3段階中2番目にあたる「2」から変更は行われておらず、同アップデートのリリースより30日以内を目安にアップデートするよう推奨されている。

同アップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-2939
CVE-2017-2940
CVE-2017-2941
CVE-2017-2942
CVE-2017-2943
CVE-2017-2944
CVE-2017-2945
CVE-2017-2946
CVE-2017-2947
CVE-2017-2948
CVE-2017-2949
CVE-2017-2950
CVE-2017-2951
CVE-2017-2952
CVE-2017-2953
CVE-2017-2954
CVE-2017-2955
CVE-2017-2956
CVE-2017-2957
CVE-2017-2958
CVE-2017-2959
CVE-2017-2960
CVE-2017-2961
CVE-2017-2962
CVE-2017-2963
CVE-2017-2964
CVE-2017-2965
CVE-2017-2966
CVE-2017-2967
CVE-2017-2970
CVE-2017-2971
CVE-2017-2972

(Security NEXT - 2017/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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