Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メール送信ライブラリ「Swift Mailer」に脆弱性 - 修正パッチは未公開

Dawid Golunski氏によると、開発者に対しては12月2日に報告済みだという。しかし、その後もアップデートは行われておらず、同ライブラリを利用するさまざまなフレームワークが危険にさらされていると指摘している。

同氏は、「PHPMailer」の脆弱性がすでに公開されており、類似した脆弱性にも注目が集まるため、「Swift Mailer」の脆弱性について非公開にしておくことは、攻撃者にとってのみ有益であるとし、脆弱性の公表に踏み切ったと説明。

今回のアドバイザリで実証コード(PoC)を示しているが、パッチ適用までの時間を考慮した限定的なアドバイザリであるとし、攻撃ベクターやエクスプロイトなど詳細については今後公開するとしている。

(Security NEXT - 2016/12/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み