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BYOD向けスマホアプリに中間者攻撃のおそれ - アップデートがリリース

日本ユニシスがスマートフォン向けに提供している業務システムのモバイルアクセス用アプリ「mobiGate」に、盗聴など行われるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。 

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脆弱性が修正された「mobiGate」(画像:Google Play)

Android向けに提供している「同2.2.1.2」やiOS向けの「同2.2.4.1」にSSLサーバ証明書の検証を正しく行わない脆弱性「CVE-2016-7805」が含まれていることが判明したもの。以前のバージョンも影響を受ける。

脆弱性を悪用された場合、マンインザミドル(MITM)攻撃により、通信内容を盗聴されるおそれがある。

同脆弱性は、リスクファインダーの谷口岳氏が発見。同氏より連絡を受けた日本ユニシスが周知を目的に情報処理推進機構(IPA)へ報告、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

日本ユニシスでは、Android向けに脆弱性へ対処した「同2.2.1.3」、iOS向けに「同2.2.5.0」を用意。Google PlayおよびApp Store経由で提供を開始している。

(Security NEXT - 2016/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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