BYOD向けスマホアプリに中間者攻撃のおそれ - アップデートがリリース
日本ユニシスがスマートフォン向けに提供している業務システムのモバイルアクセス用アプリ「mobiGate」に、盗聴など行われるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。
![20161101_nu_001.jpg](/images/1611/20161101_nu_001.jpg)
脆弱性が修正された「mobiGate」(画像:Google Play)
Android向けに提供している「同2.2.1.2」やiOS向けの「同2.2.4.1」にSSLサーバ証明書の検証を正しく行わない脆弱性「CVE-2016-7805」が含まれていることが判明したもの。以前のバージョンも影響を受ける。
脆弱性を悪用された場合、マンインザミドル(MITM)攻撃により、通信内容を盗聴されるおそれがある。
同脆弱性は、リスクファインダーの谷口岳氏が発見。同氏より連絡を受けた日本ユニシスが周知を目的に情報処理推進機構(IPA)へ報告、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。
日本ユニシスでは、Android向けに脆弱性へ対処した「同2.2.1.3」、iOS向けに「同2.2.5.0」を用意。Google PlayおよびApp Store経由で提供を開始している。
(Security NEXT - 2016/11/01 )
ツイート
PR
関連記事
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能
「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起
「Apache HTTPD」が今月3度目のセキュリティアップデート
SonicWallのVPN関連で複数の脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HugeGraph」の深刻な脆弱性を狙うアクセスが増加
「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiがアドバイザリを公開 - エンドポイント管理製品などに脆弱性
「Apache Airflow」に脆弱性 - アップデートが公開